29-31 October 2016
東大柏Campus
Asia/Tokyo timezone

大気蛍光望遠鏡較正のためのUAV搭載型標準光源の開発

31 Oct 2016, 10:30
20m
宇宙線研究所6F大セミナー室 (東大柏Campus)

宇宙線研究所6F大セミナー室

東大柏Campus

千葉県柏市柏の葉 5-1-5

Speaker

幹樹 林 (信州大学)

Description

超高エネルギー宇宙線は化学組成、到来方向、エネルギー限界など未だ解明されておらず、これらの解明のために国際共同実験であるテレスコープアレイ実験ではアメリカ合衆国ユタ州において宇宙線観測実験を行っている。観測手法の 1 つとして高エネルギー宇宙線が大気との相互作用により発生する蛍光を観測している大気蛍光望遠鏡 (FD) がある。FD は 30km 以上の距離を隔てた 3 ヶ所(BR,LR,MD)の拠点に 12~14 台設置されており,本研究では2 拠点間(BR,LR)の FD 群の出力差の解明を目的としている。この出力差の解明には観測対象が遠隔地(10~km)であるため全ての FD 群にて同一光量の光源を大気透明度が影響しない距離で観測することが必要である。よって我々は FD の出力の絶対較正のために可搬性能と飛行性能を持つ無人航空機(UAV)に安定性と一様性がある光源を搭載した較正装置の開発を行っている。

Presentation Materials